新たなWEB制作を終えた余一氏は疲労困憊のご様子。
何気に呼び出されて彼の部屋へ行くと、
枕に頭をうずめてゴロゴロしていました。
ちょっとした廃人です。
そして不意にこんな質問をぶつけられました。
太田くん、キミは「夢でメシが食える」と思うかい。
私がドギマギしていると再び、
あのね眠ってるときに、
ゴハン食べてる夢を見るってことじゃない。
「ああいうふうになりたい、こうなってやるぜ」
っていう方の夢ね。
うーん、どうでしょう。その思いだけでは稼げませんよね。
その通り、確かにそうだよね。
でもねー、夢にしがみついてなければさ、
落ちて死んじまうんじゃないか、って思うんだよね。
落ちちゃってもまた登れば飛べるチャンスはある。
でも諦めちゃったら飛ぶのやめてウロウロ歩くしかない。
歩いてゴハン探すしかない。
でもそこを我慢して飛んだ日にゃ、空飛んでゴハン食える。
余一氏はどちらでしょうか。
馬鹿野郎。
夢にしがみついてる状態だよ。
たまにフラッと落ちそうになるけど…
イイ写真があるんだ。
松の剪定してるときに見つけたんだ。
そう言って一枚の写真。
以前に特集しました。
いいよなぁ、コイツ。
鳥に食われるリスクを承知で必死で木に登ってさ。
グーってしがみついて飛んでいったわけ。
ふ化した彼は夏の暑い日差しの中、
ミーン、ミーンって一生を謳歌しましたとさ。
…俺もこうなろう。
たしかに何か説得力があるような気もしますが、
セミは一週間の命…
余一氏、それではすぐ死んでしまうじゃないですか。
いやいや、それが「本望」ってもんだよ。
今日の余一氏は枕に頭をうずめてるくせに、
なぜか正反対の渋い人生のことを語っていました。