余一氏が勝手に師と仰ぐ自然農法実践家、福岡正信氏。
その氏が先日16日の午前10時15分、
老衰のため愛媛県のご自宅でお亡くなりになりました。
95歳でした。
アジア、アフリカで普及に努めました。
インドの最高栄誉賞と、
アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞。
著書「自然農法・わら一本の革命」は余一氏も愛読。
なぜこの日本で自然農法が流行らないか。
それは日本の農業を経済的システムにしてしまったから。
地球環境、生態系を大事にするのであれば、
自然農法を推し薦めるほかないんだけど、
農業を経済視してしまうとそうはいかない。
おそらくこの福岡氏を知っている人は
我々日本人よりもむしろ海外に多い。
イギリスのクリス(20080319参照)は知ってたしね。
自然農法は日本で生まれたのに今は海外の方が盛んなんだ。
今はオリンピックをやってるね。
日本の国技が世界種目になってる。
なぜこの自然農法が世界種目にならないのか。
オイラの考えが極端かもしれないけど、
スポーツと農業、どっちが人間にとって大事か。
相手の選手に一本背負いが決まって
トマトが1個収穫できるってならいいよ。
でもそんなミラクルは起きない。
一本背負いで飯を食えるヤツはごく一部の人間。
農業はその食べる飯自体を作ってるわけで…
余一氏はまだまだ語っていましたがキリがないのでこれくらいに。
福岡氏のご冥福をお祈りいたします。