近所のお宅まで修一郎さんと出動です。
さぁ今日は松の剪定。
ハハハ、思いっきりチョキチョキしてやるもんね。
と余一氏は張り切って両手鋏を手にしましたが、
修一郎さんからストップがかかってしまいました。
どうやら松の剪定では両手鋏の出番は無いようです。
修一郎さんは言います。
「松の剪定に鋏は使わねぇ。素手で摘め。」
絡まったり、重なってる枝は鋏で切り落としますが、
それ以外はすべて素手でやらねばならないようです。
鋏大好きっこの余一氏はこれに憤慨。
おい、爺さん。
鋏で切っちゃマズいことあんのかよ。
するとお爺さんは目をギラリとさせて言いました。
「鋏で切るとな、良い色やカタチに仕上がらねぇ。
庭木通の旦那様はな…
松の剪定に鋏を使う庭師を二度と使ってくれねぇのさ。」
これにはさすがの余一氏も納得。
おとなしく指でピン、ピンと松の葉を摘み取っていきます。
この光景… 以前ご紹介のリンゴの花摘みに似ています。
当然地味な作業ですから余一氏は撮影拒否。(20080507参照)
画像は修一郎さん。
今年で80歳の余一氏の祖父。
老体とはとても思えないスピードで摘み取っていきます。
しかも猛暑の中、日陰も無いお庭で。
あのジジイ…
絶対ドーピングしてやがるぜ。
またはゾンビか何かだ。
名付けて『スーパー修一郎くん』。
うわー、手が松ヤニで真っ黒だ。
今日はスピードと技術、共に余一氏の完敗でした。
家に帰ったらちゃんと手を洗いましょう。