あの男はまだまだ語ります。
サンタっていると思うかい、キミ。
世界公認サンタっていうのはいますけど、
トナカイのそりに乗って空を飛んだり、
煙突からそっと家に入って来て、
プレゼントくれるようなサンタはいないでしょうね。
いるの、いないの、どっちなの。
…いません。
でもよ、いないって思うのって楽チンだよな。
それ以上想像しようが無い。
まぁ、終わりますよね、話が。
でもそれってつまんねぇなって思うわけですよ。
「サンタはいる」って思えば、
すっげぇ想像するし、ウキウキしてくる。
なんかすっげぇファンタジー。
余一氏は昨日と態度が打って変わり、
目を輝かせてそんなことをおっしゃっています。
しかし、サンタが空からシャンシャンとやってきて、
私の枕元まで来たとしましょう。
朝、目覚めたときにプレゼントが無い…
そこでどうしても「サンタはいない」ってなりますよね。
ああ、キミはホントに重症だね。
どうしてプレゼントが物体でなければならないの。
物質化できないプレゼントなんていっぱいあるだろ。
なるほど、たとえば「祝福」とかですか。
おっそれいいね、元祖キリスト教って感じになってきた。
クリスマスの翌日、枕元には何にもないんだけど、
でも目に見えない何かをもらった。
何かはその人が想像するしかない。
想像次第できっと超ポジティブになるよなぁ。
最近は、大人も子供も想像することを忘れてますよね。
そうそう、ファンタジーってイイよー。
お金かかんないし。
でもこないだ五所川原で買った年末ジャンボ。
あれは当たって欲しいなぁ…
…ビンボーな余一氏に神の祝福あれ。