20110131

またまた青森出張

何やら余一氏は大事な会合があるとか言い出し、
昨日の午後からどこかへ出掛けて行きました。

これでまたさらにyamaanLODGEの完成が遅れます。
っていうか工期も設けていなければノビノビになって当然。

放蕩息子は今日もまたどこかで呑んだくれているのでしょう。
全くもって腹が立ちます。

ということで今月ラストは愚痴で終わりそうです。

20110129

グラインダー余一氏

この日も朝から電動工具の音が響いています。

グラインダーと呼ばれる、言わば「削る」工具です。
工具の先端が高速回転します。

取り付けるパーツによっては「切断」も可能になります。

これで角材を削ると、でこぼこに細かく削られ、
さらには焦げ目のようなものが付いて妙な味が出ます。

室内に向く部分だけはこうやって加工してるんだ。
スゴく時間がかかる作業なんだけど、
とにかく俺はこの雰囲気が好きでね。

なるほど、たしかに落ち着いたハンドメイドな質感です。

こちらは大きなガラスがはめ込まれる柱と桁部分。
グラインダーで削ったせいか、渋い色を醸し出しています。

近づいて見てみると、
まるで古民家の木材を連想するような重厚感。

しかしこれは元々、その辺に転がっていた廃材なのです。

うーん、この余一氏という男、
実は骨董詐欺などにとても向いているのではないでしょうか。

20110128

ハシラとスジカイの関係

青森出張のあとはもちろんこの作業に戻ります。
yamaanLODGEの建築作業です。

柱と柱を繋ぐ板を配置する余一氏。

柱にあらかじめ付けられた、ちょっとした溝。
そこに厚手の板がはまります。

この板たちには、さらにこのような切り込みも付けられます。

そして切り込みに合わせ、長手の板が斜めにはめ込まれます。
いわゆるこれがスジガイってやつです。

平面を斜めの力で抑えると歪みが無くなり、
強度もかなり増します。

こうして柱だけでなく壁の部分も意識されて作業は進行。

ちなみにかなり集中していたのか、
彼はこの日、一言も口を利きませんでした。

ある意味、私にとってはラクな一日でした。

20110127

余一氏の青森出張 後編

何やら不気味な画像。
余一氏によればコレがかなり重要なものということですが、
なんなんでしょう。

今回の青森遠征では、
コレを完全体にするための撮影をせねばならなかったのだ。

と巨匠ぶって気味の悪いことを言う余一氏。

ということで青森市某所にある自宅兼スタジオへ。
余一氏が写真でかなりお世話になっているサカモトちゃん

余一氏のホームページ等で使用されているカッコイイ写真、
それらはほとんど彼女によって撮影されたものです。

画像は撮影終了直後。
パソコンに向かい、データテェックするサカモトちゃん。

パソコンには余一氏の画像が映し出されています。

スキンヘッドで眉無しの余一氏がデータ化されます。

…こんな人間、一人いても嫌なのに、
パソコンによって無数のデータとなってしまいます。
おぞましい時代です。

それにしても何やら専門的な作業をしている余一氏。
次は何をやらかそうとしているのか…不気味です。

コレって遊びみたいなものなんだけど、
それぞれの分野の人たちが力を合わせて、
仕事やプロでは作れないものを作り出しちゃうこと。
こういうのって痛快だよね。

仕事じゃ経験できない愉しさがきっとそこにはあって、
「作ることって愉しいな」って改めて思える。

幸せを感じるモノづくり…
消費者の幸せよりもまず先に生産者の幸せを考える。
でなきゃホントの意味で幸せが流通しないでしょ。

苦しむ必要はないんだ、本来何かを作ることで。

ミツバチの仕事って蜜を集めることだったりするけど、
花に群がるミツバチを見て「愉しそうだなぁ」って思う。
とても苦しんでいるようには思えない。

縄文土器を見ていてもおんなじで、
これを作ってるときって愉しかったんじゃないかな。
んでそれが人の生活を支える仕事にもなってる。

いまの社会はさ、
なーんか苦しい仕事が多すぎるよねー。

モノ作りで変にテンションが上がった余一氏。
さらに不気味なことを言っていました。

20110126

余一氏の青森出張 前編

先週末は青森市へお出掛けしていた余一氏。
既に定宿と化したCOZYさん宅を拠点にお仕事です。

今回は青森市某所、ショッピングセンターにて、
チャリティーオークションの司会です。

イベント看板にはしかと「田村余一」の文字が。
これは責任重大です。

余一氏の大先輩、サカイさんがメイン司会ということで、
会場を盛り上げてくれます。

最近はご長男がワンパクらしく、頭を抱えているそうですが、
バッチリ切り替えて仕事に望むプロフェッショナルです。

オークション開始直前、舞台袖での一枚。
相変わらず変な格好の余一氏。

格好だけではなく、言動もおそらく変だったのでしょう。
プロフェッショナル・サカイさんが、
優しくフォローしてくれたことは言うまでもありません。

サカイさんのブログでもご紹介頂いております。
青森原人も紹介して頂いて…なんてイイお人なのでしょう。

余一氏も大いに見習ってほしいです。

20110125

余一氏、帰還

昨日の夜中に帰宅したらしい余一氏。
疲労困憊で今日は一日中ゴロゴロしていたようです。

なんかUFO見たとか、訳が分からないことを言ってました。
たぶん青森市の豪雪に気でも触れたのでしょう。

明日、変に刺激しないように問いつめてみます。

20110122

余一氏、青森へ出発

本日未明、支度をして青森市へ出掛けていった余一氏。

さてこれで私も解放されるのですがその前に、
余一氏のせいでおかしな感じになってしまった田村家、
最近の風景をご紹介いたしましょう。

玄関そばのテラス部分は、ご覧のように角材が並びます。

こちらは玄関のすぐ脇です。
ポストの前にも工具や部材が積まれています。

こちらは納屋の軒先。
ここにも角材がたくさん積まれています。

薪が置かれている小屋の前。
ウッドデッキに使われたような幅広の厚板が置かれています。

そして離れの建物の軒下にはアルミのドアとコンパネが。

その他、数カ所にわたり彼の資材置き場がございます。

これもyamaanLODGEが完成するまでの辛抱…
さっさと使い切って、片付けてほしいです。

20110121

柱を作り始めました


柱に適した部材が足りないと言いながらも、
やはりこの男、アホなのでしょうか、
後先考えずにとりあえず柱を作り始めました。

土台作りのときの木材加工に比べ、シンプルなホゾ。

いつも黙々と独りで全部作っていたせいか、
ちょっとずつ精度も上がり、キレイに仕上がります。

しかし、やはり部材不足が心配なのでしょうか、
ある程度作業をした彼は家から500メートルほど離れた小屋へ。

さらに部材を調達するようです。

なんか独りで忙しいですね、ほんと。

明日から余一氏は青森出張。
しばらく作業が出来ないのを大変悔やんでおりました。

彼が出張の間は私もこっそり休むとします。

20110120

足りるのか廃材

yamaanLODGEの床が見事に塞がったところで、
お次は柱部分を作っていくのですが、
どうやらそうヤスヤスといかないようです。

…足りないな、柱に使えそうな部材が…

全部で24本必要なんだけど、
イケそうなのが8本しか無いよ…

70センチ足りない部材なら結構あるんだけどなぁ…

かと言って超ロングな木材たちは梁に使いたい。
切りたくない…

あるものをなんとか工夫して使うしか無いな。
最悪、天井が低い箇所も出てくるかもね。

資材を整理しながらそんなことを呟く余一氏。

部材の数を確認してから設計していくのが普通ですが、
この男はろくに数えもせず…当たり前です。

打算も計算のうち。

何を言っているのでしょうか、大人買いとは訳が違います。

薪ストーブにあたりながら考えよう。

これは薪に火がつけばとりあえずあったまる。
熱量や火力の計算なんて要らないし。

建築も本来、こうあるべきだよね。

…彼にぴったりの建築はおそらく「たて穴住居」でしょう。

20110119

ウッドデッキ完成

津軽エリアは連日雪が降り続いているようですが、
南部エリアは好天が続いております。

余一氏はウキウキでyamaanへ。
この日もウッドデッキ部分を施行中。

インパクトドライバーでビスを打ち込みます。

最近、彼は学びました。

あらかじめ下穴を開けておけば、
インパクトドライバーの動力を節約できることに。

ということで快調にウッドデッキが出来上がっていきます。

そんなこんなでウッドデッキ部分が完成いたしました。
座り込み、完成ムードに浸る余一氏。

邪魔な人がいなくなったところで改めてウッドデッキを撮影。
使い古された廃材がイイ感じな自然色を醸し出していますね。

ここでやっと全ての床が塞がりました。
次は柱や梁を作っていきます。

20110118

太陽パワーでウッドデッキ

先日は氷の猛威にひれ伏した余一氏。
この日は天気が良かったので、ここぞとばかりに動きます。

ウッドデッキ用の部材を並べだす彼。

気温は零度前後でも、太陽は木材を温めます。
みるみるうちに氷を解かしていきます。

解けた部材から加工を始める余一氏。
さすがこういうところは異常に狡猾です。

ある程度切り出したところで実地へ。
今後のイメージ作りも兼ねながら実際に取り付け始めます。

そんなこんなでウッドデッキ部分が3分の1ほど完成。
厚く丈夫な部材なので重厚感がありますね。

私もちょっとテンションが上がり、
乗ってみようとしたら厳重に拒否されました。

ほんとケチな人だなぁと思いました。

20110117

床は床でも

この日の余一氏はというと、
いつものコンパネ材ではなく、違う部材と格闘していました。

どうやら私が休んでいる間、
床用のコンパネ張りが終わってしまったようです。

続いての作業はウッドデッキ部分。

オシャレ農業施設「yamaanLODGE」。
ステータス的にも、どうしてもウッドデッキが必要とのこと。

そんなわけで作業を始めるものの、
しばらく雪の中に放置していたため、木材に氷がビッシリ。

彼はハンマーでコンコンと叩いていましたが、
そんなんではラチがあきません。

ご覧のように頑固な氷がこびりついています。

どうしてこの男にはいつも困難が待ち受けているのでしょう。
面白すぎるではありませんか。

20110115

床張りやってます

いつものようにyamaanで作業中の余一氏ですが、
近頃は作業前に妙な行動をとっています。

花咲爺さんのように何かの粉を雪の上に振りかけています。

粉の正体は木材切断時に出る木クズでした。

こうやって雪が溶けるのを早くするのさ。
前日の作業で出た木のクズをこうやって巻けば一石二鳥。
サイババ的なビブーティーじゃなくてごめんね。

なるほど。
これを見てビブーティーとは全く思いませんが、
彼なりにリサイクル運用しているのですね。

リサイクル運用と言えば、
この床張作業に使われるコンパネも廃材から使用しています。

新しめのものから古いもの、ペンキが塗られたものなど様々。

おや、どこかで見たようなコンパネが…

これは神輿のカバーにしていた板ではありませんか。

ちょうどそこにハマる大きさだったからね。

と、ちっとも悪びれもせずに言う余一氏。
それだけ材料調達に苦労しているということでしょうか。

そして例によって、インパクトドライバーのバッテリー切れ。
放心状態の余一氏。

しかし着実に床が出来ているyamaanLODGE。
体調管理に留意の上、さっさと作ってほしいです。

20110114

ベニヤ板と余一氏

yamaanLODGEの建築作業は果てしなく続いております。
この日は床部分に使うコンパネを切断中。

ある程度部材が揃ったら軽トラに積み込み、yamaanへ。

あとはひたすらインパクトドライバーで作業。
土台に張り合わせていきます。

しかしこのインパクトドライバー、老朽化してきているらしく、
すぐにバッテリーが無くなってしまいます。

そのため彼は、
「コンパネ切断・運搬・設置・バッテリー限界・帰宅」
という一連の作業をローテーションしています。

…効率悪いですね。

しかし電源がこのyamaanに無い以上、仕方がありません。

そんなわけで彼は今日もバッテリー限界に挑みます。

っていうか釘を使って打ち付けた方が早いのでは…

釘よりビスの在庫が多いんだよ。
ネットオークションで格安購入したビスが大量に…
だからこれを使うぜ、俺は。
新たに釘を買ってしまったらさらに出費が…
新バッテリーを買うとなると1万円くらいしちゃう。

…あ、またバッテリーが無くなった…撤退だな。

と、しゃべっている途中にも無くなってしまう電源。
前途は多難でございます。