さてこの日の余一氏は早朝から動き始めます。
yamaanLODGEの土台をyamaanに運搬、
さらには仮置きをして、水糸を張り、
コンクリートの独立基礎を配置するという欲張りコースです。
私が現場入りしたときにはすでに土台を組み始めていました。
そこでとあるアイテムが登場。
「巨大差し金」
です。
これは簡単に言うと長寸法部材の垂直を出してくれます。
余一氏は余っていたコンパネを使って自作。
直角三角形の公式だね。
と自慢気に語る余一氏。
3辺比率が3:4:5であるならば、それは直角三角形。
ハイ、高校で習いました。
思いっきりケツを突き出して角材を引っ張る余一氏の図。
この場合の「思いっきり」は「引っ張る」ではなく、
「突き出す」を修飾します。
部材同士を繋げたときに生じる曲がりやズレを直し、
独立基礎を配置するガイドラインにもなります。
これがズレてしまうと建物全体が歪んでしまうので要注意。