余一氏が大キライな虫「ハムシ」です。
先月にはこの幼虫を頑張ってやっつけてましたね。
しかしその甲斐むなしく、今年も大量に発生しています。
しかもコイツは幼虫の頃とは違い、素早くなってさらには飛びます。
さて余一氏、どうするのでしょうか。
そんなとき突如、余一氏にyamaanに呼び出されました。
これまで俺はハムシ対策に様々なグッズを考案してきた。
ハムシキラー、ハムシキラーEX、ハムシキラーDX…
しかしどれも決定力に欠けていたんだ。
そして俺はとうとう対ハムシ最強奥義を会得した。
題して「菩薩掌(ぼさつしょう)」。
神のごとく、手の平でヤツラを叩き潰すのさ。
そう前置きたっぷりに言うと余一氏は両手を左右に広げだしました。
次の瞬間、草むらの中で余一氏の手と手がパーンと鳴り響きました。
間抜けにもこの時点で「菩薩掌」とやらの正体が判明。
菩薩掌を繰り出した直後の手の平を見せて頂きました。
なるほど、一瞬にしてかなりの数のハムシを捕殺。
ちなみに潰れたハムシ部分にはボカシを入れました。
ケミカルなもの、もしくは便利なツール。
それらは結局、自分の手を汚さないためのものでもある。
でもやっぱりこうすることが一番なんだって思ったね。
自らの手で味わう殺生。
自然界ではごく当たり前に殺し合いや奪い合いが行われてて、
人間も例外ではないよね。
自分たちが食べるもの、出荷するものがダメにならないように、
他の草や虫、ときには動物を殺すんだ。
ハムシは植物ならほぼ何でも食害してしまう。
もちろん、俺が大事にしてる野菜やハーブの苗もね。
ちょっとかじるくらいなら許しちゃうんだけど、
苗が死ぬくらいに食べてしまうこともある。
しかもヤツラは大勢だ。
ごく当たり前に「この野郎」って思う。
気がついたときにはそいつを指で摘んでる。
潰す。
イヤ〜な感触が指を伝ってくる。
でもそれに慣れるというか、無心になる。
イノチを生み出す手は、イノチを殺す手になるんだよね。
いいかい、キミ、
私の右手はジェダイだけど、左手はシスなんだよ。
植物、虫、人、それぞれのバランスを保つため、
今日も明日もパーンパーンと菩薩掌さ。
ハムシの反射速度はハエのそれに比べ遥かに遅い。
つまり、俺の菩薩掌がヤツラが逃げるより先に炸裂する。
余一氏は思いのほか、ハムシが捕殺できたのが嬉しかったのか、
かなり興奮気味にそんな講釈をたれておりました。
終盤はなぜかスターウォーズを引き合いに出していましたが、
あまり意味が分かりませんでした。
なんにしてもyamaanに害をなすであろう、
ハムシ撃退策が生まれて良かったです。
菩薩掌、名前だけはこの上ないくらい高貴ですね。