20130809

哀愁漂うジャガイモ収穫

この日の余一氏はyamaanの畑エリアでセンチメンタル・ボーイ。
実に哀愁が漂っております。

それもそのはず、しばらく畑に行っていなかったせいで、
テントウムシにその葉を喰い尽くされたジャガイモ

さすがにここからの華麗な復活はありえません。
花も咲かせることもできませんでした。
せっかく丁寧に植え付けをしたのにこれは悔しい結果です。

ということで、無念にもこの時点で収穫することにしたのです。

いつものごとく素手で土に両手を突っ込み、まさぐりますと…
出てきましたジャガイモが。

さすがに昨年のビッグサイズは出てきませんが、小・中サイズがゴロゴロ。

ふう、良かった。
これでなんとか来年にも繋げることができるよ。

余一氏の表情に若干の笑みがこぼれます。

グイグイ収穫作業が続きます。
雑草も抜きながらジリジリと進んでいきます。

それにしても暑いです。

作業することおよそ3時間。
サイズは小さいですがまずまずの収穫ができました。

葉を虫に食害されてもこれくらいの収穫ができるんですね。

ひょっとするとさ、
葉っぱはテントウムシが食べる分。
地中の芋はモグラやネズミ、そして人間の食べる分。
っていうように本来、分配されてるんじゃないだろうか。

昨年はかなりテントウムシを捕殺したから、人間だけがお腹いっぱい。
今年はテントウムシもお腹いっぱいで、人間もお腹いっぱい。

なんだか、これはこれで有意義だった気がします。

と余一氏。
なんというポジティブ・ボーイなんでしょう。

ふと別の場所を見ると、あまり食害されていないジャガイモの株を発見。
余一氏に報告しました。

これは去年に収穫し忘れた地中の芋から出てきたんだね。
でもこっちはほとんど食害されてない。
ほら、近くにネギの畝があるでしょ、
多分このネギの匂いとかを嫌うんじゃないかな。

来年はネギをジャガイモの株の隣りに植えてみようかな。
コンパニオンプランツってやつだよね。

なるほど。
植物でもって植物を守る、なんかカッコイイですね。

とはいうものの、食べるものがなくなったテントウムシ。
こちらの株にも集まり始めていました。
どうやら完全な予防にはならないようですね。

そりゃ人間だっていざ喰うもんなくなりゃ、
便器の中に落ちてるリンゴでも喰うよね。

余一氏はそんなオゲレツなことを言いながら、
葉に付いているテントウムシをさり気なく指でブチブチ。
情け容赦無しに殺しまくっていました。