20111020

渋い作業終了

おそらく日が暮れるまで搾り続けていたであろう、
柿渋液二番搾り作業

翌日には搾り取った柿渋液が作業場に並んでおりました。

左側3本が一番汁、右4本が二番汁です。

若干の色の違いが伺えますね。

それを余一氏、フタを開けてドボドボと樽へ戻します。
せっかく容器に入れたのにどうするつもりでしょうか。

一番と二番を混ぜて濃度を均等にするのさ。

…意外にもちゃんと考えているようです。

樽に柿渋液が満たされていきます。

あとはそれを木の棒でかき混ぜます。

そして最後はもちろんジョウロで容器へ移し替え。
本人はこのやり方をスゴく気に入っているようです。

というわけでおよそ30リットルの柿渋液を抽出できました。

市販の柿渋液は1リットルで2,000円前後ですから、
ここにあるので60,000円相当の価値になります。

あとはこれを熟成させるだけです。
しばらく暗室で放っておけばいいのでラクチンですね。
どれくらいの期間熟成が必要なのでしょうか。

およそ2年。
結構、長いよね。


でもこの柿渋液ってのは、
木材に塗れば寿命を相当伸ばすことができる。
それを考えればこの2年ってのは決して長くはないよね。
2年かけて20年寿命が延びるなら最高よね。


それに柿渋液は染料としても使えるから二度おいしい。


少しずつyamaanGOODSが出来ていく。
正直、愉しい。


こういう作業を愛して続けていこうぜ。

なんとまぁ、熟成まで2年もかかると言います。
私はハッキリ言って待てません。
ホームセンターで黙って防腐剤を買います。