おそらく日が暮れるまで搾り続けていたであろう、
柿渋液二番搾り作業。
翌日には搾り取った柿渋液が作業場に並んでおりました。
左側3本が一番汁、右4本が二番汁です。
若干の色の違いが伺えますね。
それを余一氏、フタを開けてドボドボと樽へ戻します。
せっかく容器に入れたのにどうするつもりでしょうか。
一番と二番を混ぜて濃度を均等にするのさ。
…意外にもちゃんと考えているようです。
樽に柿渋液が満たされていきます。
あとはそれを木の棒でかき混ぜます。
そして最後はもちろんジョウロで容器へ移し替え。
本人はこのやり方をスゴく気に入っているようです。
というわけでおよそ30リットルの柿渋液を抽出できました。
市販の柿渋液は1リットルで2,000円前後ですから、
ここにあるので60,000円相当の価値になります。
あとはこれを熟成させるだけです。
しばらく暗室で放っておけばいいのでラクチンですね。
どれくらいの期間熟成が必要なのでしょうか。
およそ2年。
結構、長いよね。
でもこの柿渋液ってのは、
木材に塗れば寿命を相当伸ばすことができる。
それを考えればこの2年ってのは決して長くはないよね。
2年かけて20年寿命が延びるなら最高よね。
それに柿渋液は染料としても使えるから二度おいしい。
少しずつyamaanGOODSが出来ていく。
正直、愉しい。
こういう作業を愛して続けていこうぜ。
なんとまぁ、熟成まで2年もかかると言います。
私はハッキリ言って待てません。
ホームセンターで黙って防腐剤を買います。