20111019

渋い作業2nd

ある日の夕暮れどき、作業場に哀愁漂う背中を発見。
樽と一緒に黙々と何かの作業をしているご様子。

樽の中にあるのは数日前に仕込んだ柿渋液の二番汁でした。
なるほど、いよいよ抽出するのですね。

…ってやはりというか、人力です。
使い古しの風呂敷に具を入れて後は思い切りねじります。

これをどうやら彼はずっとやっているご様子。
日もすでに傾きかけておりました。

搾りカスはこのように水分を奪われて、ボール状のまま。
余一氏の二番汁への思いの強さが滲み出ていました。

そんな彼をよそに私は家に帰りました。