20080530

怒られました

先ほど余一氏に怒られました。

さっきのカエル変異体の記事の締めくくり、
ありゃ読者の不安をあおっちゃうでしょ。
バッド・エンディングはダメだよ。
俺だって変異体のことは楽観視してないよ、ホントは。
でも明るく生きていきたいじゃん。
だから「あのカエルは勇者」ってことにしたの。
それをお前は「明るいニュースではない」とかなんとか…
あれじゃカエルくんが報われないでしょ。
なんだ、お前はジャーナリストか何かか。
アイツらはな、言いたいことだけ言ってお金もらって、
あとはなーんにもしないんだぜ。
お前にはそんな奴らの仲間になってほしくないな。

中学校時代以来の、それはもう爽快な怒られっぷりでした。

俺はアホみたいなこと言ってるけど、ホントはお利口さんなの。
ほれ、最近作ったポスター。
泥って気持ちいいんだぜ。

とズボンのチャック全開で僕に言ってきました。
もはや何がギャグで、何がマジなのか分からなくなります。

青いカエル

田んぼのパトロール中、余一氏が発見しました。
いつになったらデジカメの接写モードを覚えてくれるのか。
今回もぼやけていてスミマセン。

余一氏によれば田んぼの畦道で死んでいたらしいです。
外傷もなく死因はイマイチ分かりません。
しかし青いカエルとは珍しいです。
先日のデーリー東北新聞でも紹介されていた青いカエル。
記事によれば、八戸市南郷地区での目撃。
突然変異体らしく、大変貴重なカエルだとのこと。

カエルってさ、皮膚の色を保護色に変えるじゃん。
外敵から自分を守るためにね。
さしずめコイツはブルーシートの上にいたんだ。
きっとスッゲェ体を酷使したと思うよ。
ブルーというこれまで成し得なかった色を表現するんだから。
そんでブルーを表現したはいいが力を使い果たして絶命…
俺は忘れないぜ、カエルよ… 君こそが田んぼの勇者だ。

余一氏はまたそんなことを言って独りで感動していましたが、
突然変異体…
それは単に「珍しいね」で済まされることなのでしょうか。
何か生態系に悪影響が出始めている証拠なのではないでしょうか。
これは決して明るいニュースではないように思います。

20080529

CM撮影

昨日の余一氏は青森市にてCM撮影の仕事でした。
道路の舗装とガーデニングをする会社のコマーシャルです。
坊主頭の余一氏はカツラをつけ、さらには眼鏡をかける。
つまり変装しての出演です。

撮影は強風と騒音との戦いになりましたが、無事に終了。
今回、共演したのは境香織さん。
余一氏がラジオ時代、大変お世話になった姐御ママです。

ディレクターの浅利さんは終止にこやかで場を和ませてくれました。
余一氏を抜擢して頂きましてありがとうございます。
今後、余一氏とは個人的にも長い付き合いになりそうな予感。

コチラのCM、来週中にはオンエア予定です。

20080527

裸足の田植え

さぁ再び田植えです。
今日の余一氏はゴム長靴を持ってきたのにも関わらず裸足です。
怪我をするからやめろという周囲の反対を押し切りました。
誰かが捨てたガラス瓶や尖った石が泥の中にあるかもです。

面白いじゃないか。
こりゃ運試しだね。

と余一氏は果敢にも裸足で田んぼの中に入っていきます。

うん、やっぱり裸足は気持ちイイよ。
今日の俺は長靴を忘れたわけじゃない。
多くの農家の皆さんはちゃんと忘れずに長靴を履いているね。
しかし皮肉にもそのおかげでこの泥の感触、
足を土に遊ばせることをすっかり忘れてしまったようだ。

この日は祖父の修一郎さん、母の良子さんに加え、
父の秀雄さんも仕事を休んで田んぼに登場しました。
実は余一氏、数年前に秀雄さんから勘当を喰らっています。
作業中、全く会話をしない二人。
まるで漫画「美味しんぼ」のあの親子のようです。

田植えは朝7時から夕方5時にまで及びましたが、
この間、余一氏の足は全く無傷で終了しました。
ヒルにも喰われなかったし。
悪運が強い人です。

20080526

泥んこ大会

度重なるポンプ大会の甲斐があってか、
はたまた余一氏の雨乞いポスターの効き目があってか、
田んぼの水が満たされました。
いよいよ明日はこの田んぼの田植えです。

今日の余一氏は裸足で田んぼの中へ。
泥が周りより高くなっている場所をならしてます。
体当たりで農業をするあたりが流石だなぁと思っていたら、

いやぁ、迂闊にも長靴を忘れてきてしまったよ。
でも裸足で泥んこの中に入るのってかなりイイよ。
足の指の間を泥がニュルっと入ってくる。
これが一番気持ちイイね。
たまにエッジの利いた石ころを踏んだりすると痛いけどね。

と余一氏。
この日は汗だくになって田んぼから上がってきました。
小川で足を洗っていたら余一氏の足に何かがくっついている。

ヤバい、田んぼのアンパイアだぜ。

見れば余一氏の足には一匹のヒルがついていました。
それを言うならアンパイアではなく、ヴァンパイアでしょう。
とにかく日常ではなかなかお目にかかれない生物です。
写真を撮り忘れたのが悔やまれます。

この日は昼に突然の雷雨。
結構な豪雨に見舞われました。
更なる恵みの雨となるか。

20080524

I think of you.

余一氏は朝からどこかへ出掛けてしまいました。
なので彼が最近たくさん作成している画像から一枚無断抜粋。

20080523

今日もポンプ大会

昼間から日本酒を飲んだくれているのではありません。
ポンプへの給油でございます。
修一郎さん御用達の一升瓶にはガソリンが入っています。
余一氏はその給油を命じられたのです。
地味な作業を撮影されるのは嫌な彼ですが、
何故かこの日は撮影可。

この作業のどこが地味なんだね。
ガソリンが無くなるかどうかの瀬戸際での絶妙な給油、
こんなスリリングな仕事は無いね。

給油を済ませた次はというと、
田んぼまでしっかり水が上ってくれているかのチェック。
これも地味な仕事だと思うのですが彼はイチイチ反発します。

いいか、「見張る」ということはかなり偉い部類の仕事だよ。
ちゃんと仕事しているかを「見張る」と「見張られる」では
そりゃもうスゴい違いでしょ。
つまり、「見張る」という仕事はかなり上から目線なワケ。
この場合、俺は水より偉いことになる。

はいはい、わかりました。
水と偉さを競ってどうするのでしょうか。
それじゃ海でもずっと見張っててください。

20080522

ニューポンプ

コンパクト且つパワフルなポンプの登場です。
これまで余一氏と修一郎さんと二人掛かりで運んでいたポンプ。
それが片手でラクラクと運べます。
昨日、修一郎さんが買ってきました。

今日は朝6時から夕方6時までひたすらポンプ大会。
修一郎さんは途中、お昼休みなどで家に戻りましたが、
余一氏はノンストップ水田ポンプ少年。
彼は12時間もの間、この田んぼに居たことになります。

いっそこのまま田んぼに住んだらいいのに。
どうせ明日も朝からポンプ大会ですから。

20080521

田植え始まる

さぁいよいよ田植えが始まります。
といっても先日紹介の水不足の田んぼの方はまだムリ。
まだまだ水が足りないのです。

したがって今日は馬淵川沿いの田んぼの田植えのみ。
一枚だけの田んぼなので午前中で終了。

画像は田植機を操る修一郎さん。
遠くに小さく写っているのは母親の良子さん。
余一氏は田植機に苗を補充する地味な係。

地味な作業を撮影されるのを嫌う余一氏。
今回も勿論フレームインを拒否。

別件で気になる点が。
この日の午後、余一氏の奇行が見られました。
家族がお昼寝をしている時間帯…
何やら廃材らしき大きな木材を家の裏に運び込んでいました。
かなり重いらしくヨロヨロしながらの運搬。
ただの筋トレならいいのですが、何か企んでいるようです。

20080520

そろそろ田植えか

ビニールハウスの苗もだいぶ伸びてきました。
緑色をした米の子供たちが外へ出る日も近い。
田んぼデビューです。

明日あたりはおそらく田植えになるでしょう。

そして今日の天気は雨。
余一氏は、雨乞いポスターのおかげだと言い張り、
それに似たポスターを部屋で作りまくっています。

20080519

今日のパソコン環境

最近の余一氏のパソコン環境は激化の一途をたどっています。
画像はトラクターの上でパソコンをする余一氏。
田んぼで汚れた手を小川で洗ってキーボードを打つ。
無論、本当に綺麗な手になるわけも無く、
ホワイトなパソコンは徐々にオフホワイトに。

ぶっちゃけ俺もさ、ここまですることないと思うよ。
だけどさ、これは俺の挑戦なんだ。
「パソコンは室内」みたいなイメージを壊したい。
次はどんな場所でパソコンしようかな。

パソコンか、農業か、どっちかにしてほしいです。
ちなみにこの場所、AIR-EDGEの電波が無く、
早々にシャットダウン。

20080518

雨乞いポスター

いやー、雨降んないかなー。
テルテル坊主を逆さに吊るそうかと思ったけど、
それじゃ頭に血が溜まって可愛そうでしょ。
だからポスターで神様にアピール。
こっちの方がモダンでしょ。

私はこんなもので雨が降るとは思えません。
余一氏には雨よりむしろ雷が落ちてほしいです。

20080517

水が田んぼに

ポンプで水を吸い上げた成果が現れ始めました。
水田が少しずつですが湿っていきます。

本当は雨が降ってくれれば一番いいのですが、
今はこのポンプに頼るほかはありません。

余一氏、今日は田んぼにノータッチ。
なにやら雨乞いポスターを作成中です。

20080515

ポンプ

水田なのに水が無い田村家の田んぼに水を入れましょう。
ということで祖父の修一郎さんが持ってきたのは、
先日の農薬散布で使った噴霧機。

確かに噴霧器はポンプの役割もしています。

道路を挟んで反対側の小川に噴霧機をセット。
モーターを回してみると水がホースを伝っていきます。
「おおー」
と現場にささやかな歓声が上がりました。

もしこれで水を吸い上げなかったら憤怒機だぜ。

余一氏のくだらないダジャレをよそに水が流れる。
これでなんとか田植えにこぎつけそうです。

20080513

余一氏のWEB環境

余一氏の実家では未だに黒電話を使用しています。
したがって今流行のインターネットができないのです。

そこで余一氏はWILLCOM社のAIR-EDGEを使うのですが、
それでも実家にはその電波が届かない…

余一氏は電波を求めて小高い丘の上にやってきます。

最先端の技術を用いて、自然の中に溶け込む。
自然の掟に従い、パソコンをいじる。
これからの時代、それがトレンディなライフスタイルさ。
時代には乗り遅れない。
でも時代と逆行したり、そこにとどまることも大事。
進むことと戻ること…
そのド真ん中にズドンと立ち続けること。

でもぶっちゃけ毎日、丘の上まで登って面倒臭そうです。

20080512

水不足


今日は田んぼの水状況を確認です。
うーん、水が足りない…

画像は田村家水田のうちのひとつ。
この田んぼでは水をすべて湧き水に頼っています。
しかし冬の雪不足で湧き水に元気がありません。
こりゃ何か他の手を考えなければいけません。

道路を挟んで反対側にも貧弱ではありますが、
湧き水が流れているようです。
なんとかそちらの水を田んぼに入れることができないか…

さぁ、みんなで考えよう。

20080509

!?

余一氏から一枚の写真。


田んぼのパトロール中に発見。
そして激写したらしいです。


余一氏は写真が得意でないため、
肝心な所がぼやけていますが、
こりゃ「奇形たんぽぽ」です。


一本の茎から無数の花…
茎も極太で割れてしまっています。

これも農薬のせいでしょうか。
それともまた別の原因があるのでしょうか。

人間の奇形には過敏に反応するくせに、
植物や動物の奇形にはかなり鈍感だよね。
大体「変なのー、面白いー」で片が付く。
でも人間に影響が出始めてからやっと、
「あっヤバいかも」って気が付くんだ。
だけどそのときには既に手遅れなんだよなぁ。

地球がかかっている病気…
それが少しずつ明らかになってきています。
それに比べたら余一氏の奇行などかわいいもんです。

20080508

農薬散布


朝から農薬の散布。
果樹などを襲う害虫や病気を撃退するためです。
今日は風がほとんど無かったため効率が上がったようです。

「害虫」っていう虫はいないよね。
「雑草」っていう草が無いようにさ。
害虫に見えて実はその樹にとってはスゴく必要な虫かも。
病気に見えて実はその樹にとっては当たり前な変化かも。
なんか分からないことだらけだなー。
でも植物が薬漬けにされてるようでちょっと辛いな。

年中ほとんど病気にかからず、
風邪をひいても「ノンお薬」の余一氏にとっては、
農薬散布は奇妙なことに思えてならないようです。
まぁバカにつける薬は無いと言った方が正しいかも。

今日は珍しく祖母のヨシさんも畑に現れました。
この日は木の棒を使って農薬をひたすら混ぜ混ぜ。
脳卒中で余命1年を宣告されてから既に20年…
医者がヤブなのか、田村家の生命力がスゴいのか、
それはわかりませんが、生きて農業を営む姿が誇らしい。
ヨシさんの差し入れには必ずオロナミンC。
まさに元気ハツラツ。

20080507

林檎の花摘み

今日はリンゴの花摘みです。
たくさん花を咲かせてくれるのはイイのですが、
そのままリンゴの実になると栄養が行き渡りません。
そこで花を少しだけ残して摘むのです。

今回の作業は結構地味。

余一氏は、

地味な作業だからなぁ。

とカメラインを拒否。
画像は祖父の修一郎さん。




プチ、プチとお花を摘むのは何か切ないものです。

花摘みしなかったらどうなるんだろ。
ちっこいリンゴがいっぱい出来るのかな。
でもそれじゃ美味しくないのかな。
よくわかんないけど、
農業って人間の手が掛かりすぎな気がする。
リンゴに対する理想が高いのかなぁ。
俺は赤くなくても、ちっこくても食えると思う。

ちょっと同感です。
私、リンゴそのものよりもリンゴ飴の方が好きですから。

20080506

黄金週間終了

ここ2週間、珍しく仕事に励んだ余一氏。
途中、熱を出して寝込んでしまいましたが、
よくぞ乗り切ってくれました。

そして明日から農業再開。
再びこのブログが農業化します。

20080505

YOICHI'S FRIEND No.78336

ジャクソン。
余一氏の実家在住。
見ての通り犬である。
雑種犬。
真っ黒のボディに、
胸には白い一筋の線。

家族には異常に媚びるが、
他人には恐ろしい剣幕で
吠えまくる。

散歩に出るときは興奮して
オカシくなる。

20080503

黄金週間

GW… ゴールデンウィークです。
余一氏は仕事で青森へ行きました。
出発前に彼はこんなことを愚痴っていました。

ゴールデンウィークか… うーん…
俺はいつもゴールデンタイムを過ごしてて、
そしてそれはゴールデンライフになっている。
大型連休… うーん…
俺はいつも仕事してても遊んでて、
休もうと思えばいつでも休める。
年中無休なようで年中休み。
つまり俺にとってゴールデンウィークは、
別に黄金色になんて輝いていないんだよね。

そりゃ余一氏のような自由人にはそうでしょう。
しかし世の中の一般人にとっては貴重な時間ですよ。

んじゃ月に一回、ゴールデンウィークやろうぜ。
なんで年に一回、みたいにじれったい感じなのさ。

それはカレンダーを含む、大幅な法的改正が必要です。

そんな仕事しなきゃならないほど何か足りてないのか。
世の中いろんなもんで溢れかえってるじゃないか。

うーん、そんな文句は私じゃなくて国に言って下さい。