20110331

イラスト描く余一氏

あまり彼の大工仕事を追い続けても読者が減る一方なので、
今日は少し違う記事を。

画像は八戸の市場を紹介するリーフレットです。

このリーフレットは観音開きになっていて、
開いてみると市場のマップが手書き風に描かれています。

おや、よく見るとどこかで見たようなタッチのイラストが。

青森原人風のタッチのこのイラストはやはり余一氏のもの。

青森市のお色気デザイナー、
千葉さんからの有り難いご依頼により実現いたしました。

もし手に取る機会がございましたらヨロシクお願いいたします。

20110330

柱&壁の骨組み加工が終わりました

さてこの日も当然、彼は大工仕事。
どうやら柱と壁の骨組み加工の架橋のようです。

筋交いを当て、その様子を棟梁を気取って眺めています。
…ずっと独りでやってますから棟梁と言えば棟梁ですが。

かなり収まりもイイ感じですね。

そして先日作ったばかりの小窓も置いてみます。

なるほど、こんな感じになるのですね。
やっと雰囲気がつかめました。

そしてこの時点でこの柱関係の行程が終了。
ここまで非常に長かったように思います…
1ヶ月近くかかったのではないでしょうか。

だって柱、24本もあるんだもん。
窓も作ったりしてたし…

余一氏は一応、そのように弁明しておりました。

さてお次は、柱を上から押さえつける桁と梁の部分に着手です。

まずは部材と睨めっこ。
これは新たな行程に入る前に彼が必ずやることです。

まずは作戦だよ。
どうやって目的を達成するか。
もっとも最良の方法を考えてからの行動です。

いかにミスや狂いを少なくできるか、
いかに廃材のロスを無くすか、
いかにシャレオツに仕上げるか、
などなど…

そんないろんなファクター(要因)を考えるんだ。
これをちゃんとやっとかないと、
やり直しが必要になったり、損をしたりもするからね。

長いときはこの睨めっこが2〜3日に及ぶことも。
ちなみにこの日は半日悩んで終了しました。

多分翌日も悩みます。

20110328

なんかやるみたいです

緊急企画
ハイパーメディアデストロイヤー田村余一presents
「ムービーコンテスト残念上映打上会」
〜2位じゃイヤなんです〜


4月3日(日)午後6時から開催です。

場所は余一氏が青森で呑むときは必ず行くという、
古川食堂」さん。

詳細または参加希望の方はメールでご連絡ください。
または下の画像をクリックして拡大表示しても、
なんとか詳細が見れます。

宴料理の関係、人数把握のため、
アポ無しのご来場はご遠慮くださいませ。


20110326

余一氏、喚起する

余一氏が突然、私に言いました。

昨日のフライデー・ナイト。
八戸に呑みに行ったんだ。

ほとんど人が出てなかった。
日常が戻ってないんだよ。

この日本中に蔓延してる自粛ムード…
いつまでやってるんだよって思った。

一発ガツンと祈って、願って、
日常をやり直そうぜ、いい加減。

そんなことを私に言われても…でしたが、
このブログに載せれば彼の気も晴れるでしょう。

そういうわけで今日はひとつの動画を紹介。
余一氏の古い友人、秋田に嫁いだチエミさん。
そのチエミさんの友人が仲間に働きかけて出来た動画です。

この動画のどこかにチエミさん家族のものもあるようです。

祈りを繋いで、さぁ日常へ戻りましょう。

20110325

悔しがっています

昨日行われた、とある映像コンテストの結果発表。
その結果に、彼は悔しがっております。

1位じゃなきゃイヤなんです、2位じゃダメなんです。

と、どこかで聞いた台詞をずっと繰り返していました。

この流れ…
2006年にも行われた別の映像コンテストを彷彿させます。

おそらくどこかで彼の「腹いせ上映会」が企画されるでしょう。
すでに私は会場の手配を命じられました。

そして、その日はおそらく、そう遠くありません。
彼はムキになりますから。

詳細が決まりましたら、
このブログ、もしくはtwitterで発表があるでしょう。

20110324

窓枠クライマックス

ひたすらに作業を進めていく余一氏。
こないだ作った窓枠の仕上げ作業をしておりました。

ディスクグラインダーで飛び出したビスを研削してます。

火花がバチバチです。

研削が終わったあとは窓の開け閉めのチェックです。
取り付けたラッチがちゃんと動くか確かめます。

閉めたときにカチッとロックされるかどうかは重要です。

度重なる微調整の末、開閉式の窓が2つ完成。
途中、うまく窓が閉まらず、イライラしていた余一氏。

ときには近くにいた私に当たり散らしていたので、
腹いせに彼の頭部分を見切れさせてやりました。

手作りらしいキッチュな小窓。
これを建物にはめ込んで、
快適に開け閉め出来る日はいつのことか…

全ては彼の作業ペースにかかっています。

20110323

最後のお願いに参りました

先日少し宣伝いたしました、とある映像コンテスト
いよいよ明日午前9時を持ちまして一般投票が〆切です。

熱烈なファンはじめ、皆様のご協力がありまして、
おかげさまで余一氏の作品は上位をキープしております。
本当にありがとうございます。

明日で終了となります。
お時間がある方は是非ラストにクリックをお願いいたします。

余一氏の作品はコチラ。


そして実は余一氏の兄貴分、工藤さんの作品もあります。


こちらもかなりな作品です。

その他、様々な作品がございますので、
これイイなぁという作品にはどんどんクリックしましょう。

そして明日24日正午からは審査結果の発表もございます。
今流行のUSTREAMでご覧頂けます。

結果発表USTREAM配信ページはコチラ

余一氏は最近妙にソワソワしております。
気の小さいヤツだなぁと思いました。

20110322

チャチなガンマン

この日の余一氏、外は暴風が吹きすさんでいたので、
家の中で何やら作業中です。

手には何やら小さなおもちゃみたいな道具を装備しています。

余一氏が嫌々ながら見せてくれました。

かなりチャチなこの銃のようなものは、
「グルーガン」と呼ばれる電気工具です。

プラスティック樹脂のようなものを溶かして接着します。
ハンダごてに似た感じですよね。

これまで自作したガラスサッシの、
ガラスと枠部分の間をこれで埋めているのです。

ほら、こうしておかないとさ、
雨降ったり、結露したときに水が奥に入り込んでしまう。
腐食やカビの原因になるでしょ。
だからこうやってコーキングするの。

ちなみにコーキングとは隙間を埋める作業のことのようです。

ちなみにこちらは一番最初に制作した窓。
隙間が大きく空き過ぎているので大量にコーキング。

精度が落ちると、後からこういう作業が増えてしまうのです。

そんなわけでコーキングする余一氏をお送りしました。

20110321

メガネ石をハメるところ

先日加工をしていたホゾ組み。
組んでみるとこのようにドッキング。

まだ穴が開いてますね。
さらにそこに…

凸部分がドッキング。
木と木で組み合わせるバズルです。

そして今度は何やら異質なものを持ち出してきました。

さきほど組んだ部分にはめ込んでみます。

ぴったりとハマりました。

これは私でも分かります。
薪ストーブの煙突が差し込まれる部分ですね。

メガネ石って呼ばれる部分だよ。

と余一氏は正式名称を教えてくれました。
私は別に「煙突穴」でもいいと思います。

20110319

作る作る

電気が復旧してからというもの、
何かを振り払うかのように作業にいそしむ余一氏。

ガラスをはめ込んだ窓枠にラッチを取り付けるべく、
穴を開けて削っています。

そしてオークションで部品購入した際、
おまけでたくさん付属してきた丸い金具を取り付けます。

そして今度は別の作業を始めてしまいました。
飽きっぽい男は次々と作業を移行していきます。

最近はしばらくやっていなかったホゾ組みを加工中。

まだ加工途中の画像ですが、
こうしてドッキング部分を並べると分かりやすいですね。

20110318

作業再開

地震後、電気が復旧した途端、作業場から機械音が。

早速、この男は大工仕事をしております。
グラインダーで窓枠らしきものを削っていました。

こんな状況でできること、
それは「日常」を回復させること。

現状に喜ぶでも焦るでも悲しむでもなく、
ただひたすら元の生活を続けること。

そんなことを虫のような顔装備で言っていました。

そんな彼の「日常」は今日も、窓を2つ作り出しました。

どこかで壊れるものがあって、
どこかで作られるものがある。
それが自然の森羅万象。
その螺旋に人間も例外無くぴったりとハマって流れている。

いつまで慌ててるつもりだ、いい加減に腹をくくりたまえ。
ガツンと貴重な日常を、思い切り粗末に生活しなさい。

意味はよくわかりませんが、
私はどうやら覚悟を強いられているようです。

20110317

地震前へちょっと戻ります

停電は2日間で終了。
復旧直後には早速、余一氏は大工作業に戻ったわけですが、
地震前のことも少しレポートしなければなりません。

画像は地震前日の様子。
軽トラックに大量の木材を積み込んで帰宅した余一氏。

なかなかに長い角材や2×4材が積み込まれています。

八戸のイトコからもらって来たのさ。
こりゃ有り難いね。

とにかく状態がイイ。
キレイなんだよね。

ほんの短い間、一度しか使用してない木材。
ひゅー。

余一氏の口から「ひゅー」が飛び出すときは、
彼が上機嫌の証拠です。

しかし中には割れているものも。

…彼のことですから使えないところだけカットして、
それなりに使えるようにしてしまうのでしょうね。

そして作業場周りに積まれました。
画像、手前も奥も今回ゲットした木材です。

おっとこんな軒下にも。

これでまたさらに資材が増えました。

…大半がまだまだ使用しませんが。
ストックだけが増えていく状態です。

20110316

二日目

停電2日目もこのハリケーンランタンが活躍します。

すみません私、前日は余震で眠れなかったため、
日中は完全に眠ってしまっていました。

日中の画像はありません。

余一氏はyamaanで作業していたみたいですが。

ハリケーンランタンを調子に乗って振り回す余一氏。
彼はこの状況を楽しみ始めたようです。

ダブルで遊び始めます。

一方の余一氏の母の良子さんは米を研ぎ始めました。
頭には余一氏のヘッドランプを装着しています。

こんなときでもご飯は食べねばなりません。
翌日のご飯をガス釜にセットします。

余一氏はすでに就寝しましたが、
良子さんはいつもどおりにパソコンの映画データを引っぱり、
ヘッドランプで映画鑑賞。

ノートパソコンのバッテリーが続く限り楽しんでいました。

日常と変わらないことをこの状況でもやろうとする、
この根性というか、感覚に私は脱帽してしまいました。

20110315

一日目

大きな揺れの直後、停電に襲われた余一氏の実家。
家のあちこちに暖かい灯りが灯ります。

余一氏がキャンプで御用達のハリケーンランタン。
ちびちびネットオークションで落札しているらしく、
同じカタチのものが2個もございます。

こちらは送料込みで1000円を切った値で落札した模様。

王道とも言えるローソクです。
この日は完全なキャンドルナイト。

台所では母の良子さんと余一氏の姿が。
他のファミリーは午後7時に就寝してしまいました。

余一氏の頭で光っているのはキャンプ用品のヘッドランプ。
頭に装着するので両手がフリーになります。

この日は私も一台、ハリケーンランタンを借りて就寝。
灯油が燃料らしく、若干の熱も生み出しながら照らします。

肝心なときはハイテク機器は全く役に立たず…
こういう昔ながらのアイテムが我々の命を支えてくれます。

文明の利器に甘えるなかれ。
人としての強さを失うこと無く、それをただ利用すべし。
決して依存することなかれ。

かの余一氏の言葉です。
こういうときだけはとても染みます。

20110314

地震のあとに

本日夕方あたり、ようやくインターネット回線が復旧しました。

地震のあとの停電中、
余一氏はyamaanLODGEの土台に防腐剤を塗りに行ったり、
小屋を解体したときに出た金属ゴミの中をあさったり…

電気が戻るなり、
廃材から窓枠をこしらえたり、柱を刻んだり…

いつにも増して精力的に活動していたように思います。

まぁこんなときだからこそ、作り続けなきゃね。
どこかでぶっ壊れてたら、どこかで作るって感じ。

一方を悲しんでもいられんし、一方を喜んでもいられん。
ただ俺は黙々とこの日常を進めるのみだよ。
テレビを見て、ヘンな情報収集や同情するよりも、
目の前のことをちゃんと見て希望を膨らませるよ。

yamaanLODGEの柱加工、もうすぐ終わるよ。

という余一氏。

私は停電中、ずっと余一氏宅の薪ストーブに当たっていました。
このときばかりはこのローテクな家を尊敬しました。
明日からはこれまでの空白を埋めるべく、
地震直後のレポートを随時していこうと思います。

20110311

丸い穴を開け続ける男

この日の余一氏はドリルでひたすら穴開け作業。
ストレスでも溜まって憂さ晴らしでしょうか。

それほどにたくさんの穴を開けています。

ほら、こんなにたくさん。

そしてしばらくすると何やら新しい動きが。

先ほど穴を開けていた板をどこかにはめ込もうとしています。

よくよく見てみると、穴が開けられた板を2枚重ねて、
その間にはガラスが覗いています。

なかなかシャレオツな窓でしょ。

と得意げに語る余一氏。
しかし、ガラスの透き通る開放感が無駄になっているような…

馬鹿野郎。
これにはちゃんと理由があるんだよ。

コレに使ったガラス…
大きさの割にすごく薄くて、
ちょっとした衝撃で割れそうな感じだったんだ。

だから強度を増すため、
さらには割れても危なくないようにこうしたのさ。

頭イイ、俺。

かなり調子に乗っている余一氏でしたが、
私にはガラスの厚みなど知ったこっちゃありません。

ゴタクを並べるよりもさっさと完成させてほしいです。