やっと猛暑も落ち着き、気温も20度台になってきました。
そうなると余一氏は余裕になってきたのか、
口数も多くなってきました。
この日も大変、大層なゴタクを並べておいででした。
世の中ってさ、なんで良くならないんだろうね。
ほとんどの人が、週5日は当たり前に仕事しちゃってるわけでしょ。
それでも、
給料足りない、
モノが売れない、
残業ばっかりしてる、
ストレス抱えて過ごしてる、
体壊す、心壊す、病院行く、などなど…
なんか実はすでに飽和状態なんじゃないかな、この感じ。
日本における年間の自殺者は3万人。
予備軍はその10倍以上なんて言われてる。
これって異常だよね。
そこまで苦しんでも、世の中良くなってる実感無し。
こりゃ世の中にある仕事自体が、
世のため、人のためになってないってことだよね。
お金を得るためのゲーム。
誰が一番それを得るかに皆が苦しみながら巻き込まれてる。
んでお金で権力を買って世の中を意のままに操る、
っていうようなロールプレイングゲーム。
どんなにヒドいヤツでもお金があれば、
周りに一目置かれて、恐れられて、社会を動かしてしまう。
逆にどんなに正直で、アタマが良い人がいても、
お金がなければどこに行っても相手にされない。
みんながお金を気にしてる。
それ以外をあまり気にしないんだ。
毎日毎日、そのお金のために仕事をしている。
人生の大半を犠牲にしてね。
でもお金って便利ですよね。
たしかに便利さ、魔法みたいにね。
それをかざせば、手を土で汚さなくても野菜が手に入る。
それをかざせば、手を血で汚さなくても肉が手に入る。
それをかざせば、針に糸を通すこと無く服が手に入る。
それをかざせば、釘を打つこと無く家が手に入る。
それをかざせば、あらゆるものが手に入る。
私はどうにも疑ってしまう。
おいおい、それって如何わしいものじゃないのかい。
ずいぶん都合が良すぎやしないかいって。
そんなにも便利なら、
それを使って世の中とっくに良くなってるはずだよな。
使い方が悪いのが、稼ぎ方が悪いのか…
どうだい、
みんなが手に入れようと必死なお金とやらは、
ホントに素晴らしいものなのかい。
おもしろいことにその魔法は、
世の中の情勢によって価値が上がったり、下がったりする。
そんなものをずっと信じていくのかい。
今ではさ、その魔法はデータ化されて、
コンピュータの中にいっぱい存在しているみたいたけど、
コンピュータが外からでも内側からでもぶっ飛ばされたらさ、
魔法は全部解けちゃうよね。
お金持って調子こいてた人には、そのあと何が残るんだろうね。
そんなときがいつ来てもいいように、準備が必要さ。
真の意味で生きるための知識、技術が問われる。
そう俺の時代が来る。
だから…
とまだまだ語っておいででしたが、今日はこれくらいに。
立派なことを言っているようですが、
結局は「俺の時代が来る」というチープな着地点でございました。