なにやら紙にペンを走らせておりました。
近くには果物ナイフ。
何をするのでしょうか。
背後には意味深な完熟し過ぎたと言っていいトマトが陳列。
と次の瞬間、トマトをひとつ取り、果物ナイフを果実に滑らせました。
そして先ほど、ペンで書いていた紙に果実の具を広げております。
紙には「サンマルツァーノ」の文字。
トマトの品種名ですね。
やはりというか、トマトの種を採取しておりました。
以前はちゃんとザルで水洗いしていましたが、
今回はどうやらこのまま乾燥させるつもりのようです。
どんどん省力化が進むヨイチ農業、大丈夫なのでしょうか。
大丈夫なんじゃないかな、多分。
もともと人の手を借りなくても繁殖できるはずだし、
むしろ人が余計なことをしてそれを妨げるような気がする。
トマトの種って、ゼリー状のグチュグチュの中にあるでしょ。
あれってきっと中の種を優しくコーティングしてると思うんだよ。
だからそのまんま乾燥させてみようと。
なるほど。
そう言われてみれば余一氏は、
私の手を借りない方がグイグイと物事を進めれているように思います。
今後も余計なことはせずにひっそりとしていようと思います。