見る見るうちに出来上がっていくyamaanSHED。
この日の余一氏は棟木(むなぎ)を取り付けるべく、加工してきた角材をはめ込みます。
この部分はさほど荷重がかからないので、角材をドッキングして使用。
特に問題なく、棟木がつきました。
さすがに第2棟目ともなりますと、慣れたもの。
これから垂木(たるき)を屋根の骨として取り付けるのですが、
その前にこれまで組んだ角材同士を補強します。
ホームセンターで、安いものだと1本50円くらいの羽子板と言われる金具。
買ってきたばかりの、ピカピカです。
ストックしている羽子板の形状では微妙にこの角材に合わなかったので、
泣く泣く現金を支払って購入です。
金属は木材と違って加工しにくいので大変ですね。
ボルトでグイッと締め付けます。
この日はそこまでやって終了。
翌日、続きを始める余一氏。
垂木を取り付けていきます。
いつも思うのですが、高所作業って見ているのも結構コワいです。
足を踏み外さないよう、このときばかりは集中する余一氏。
スリリングながらも垂木作業は無事に終わり、
続いて下地を付けていきます。
さきほどまでの高所作業は一歩一歩が「点」に足を載せるような感じですが、
パネルを張るの下地作業は安心して体を載せれる「面」。
余一氏も若干、リラックスしながらビス止めができます。
と、下地パネルを見ると何やら落書きのようなものが。
◯福マークがありますので、先日頂いてきた「福年」さんからの廃材です。
ありがとうございます。
おかげさまでyamaanSHEDの屋根になります。
廃材の良いところはさ、タダってことももちろんだけど、
「受け継いでる」感だと思ってる。
ヘタに新品を使ってやるよりも重みを感じることもあるよ。
福年商店さんにいた人たちの顔がチラッと頭をよぎる。
独りで作業してても孤独を感じないんだ。
人と人の間にモノが実感を伴って存在してるっていうのかな。
こういうことって豊かなことだと思うなぁ。
と余一氏はそんなことを言いながら、画像に捉えているように、
パネルに書き込まれた思い出メモに思いっきりビスを打ち込んでいました。