雛岳から高田大岳までの縦走を断念した余一氏。
酸ヶ湯温泉のあたりまで戻ってきました。
そしておもむろに再び山を登り始めます。
縦走できなかったのがよほど悔しかったのでしょう。
以前にも登ったルートをひたすら進みます。
硫黄の匂いが立ちこめる地獄沢。
沢が作り出したV字の谷が青空を切り取ります。
雲一つない青空。
地獄沢を抜けると拓けた場所に出ます。
これが仙人岱(せんにんたい)。
八甲田清水で水を補給。
そしてすでに陽も傾きかけたので仙人岱ヒュッテに入ります。
ドスンとリュックをおろしてチェックイン。
今回は山小屋泊します。
荷物を広げて休む準備です。
マモルくんは大きな懐中電灯を持ってきていました。
とても眩しそうです。
眠る前にやはり腹ごしらえ。
夕食の支度をします。
ラーメンを煮て食べます。
マモルくんの畑で穫れたミニトマトと、お手製おにぎりも添えられます。
ワイルドですね。
俺のバーナーは音がスゴくうるさいんだよね。
他の登山者もヒュッテにいたので迷惑にならないように外飯です。
夕飯のあとはちょっとだけ晩酌。
ワインを忍ばせて来ていた余一氏。
マモルくんと半分して呑んだそうです。
山の基本は「早寝早立」(はやねはやたち)。
早く眠って翌朝早く出発します。
自前の照明器が活躍します。
余一氏はヘッドランプに付けてランタン風にするアイテムで薄明かりを演出。
なんだかみみっちい夜ですね。
私は黙って家でグイグイに間接照明でブランデーといきたいところです。
明日は翌朝の模様をお伝えします。