年をとったせいでしょうか。
最近キラキラした人工物を綺麗だなと思わなくなりました。
それを余一氏に話したところ、
そうでしょ、そうでしょ。
その美しさに下手な意図も理由もないでしょ。
そこがいいんだろうなぁ。
とても嬉しそうでした。
太古の記憶なのでしょうか。
何か暖かく柔らかくそして美しい。
そうですよね、人間も自然の一部なんですもんね。
人というものは、これから作るものよりも、
これまでずっと在ったものにむしろ癒されるのでしょうか。
…あんまり理詰めするとまた余一氏に怒られるのでやめます。
長手の木々を外していき、それをひとまとめにします。
ランプの宿をあとに帰路につきます。
とりあえずここでも集合写真。
次男のケンジくん、そして母親の良子さん。
余一氏、明らかに自分の親族をおちょくっています。