20141203

デカい巣

レポートしようと思っていてできずにおりましたが、
だいぶ気温も下がり、しかも雨ということで頑張ってレポートします。

余一氏の実家の母屋の二階屋根のヒサシ。
その辺りに何とも言えない異物感が。

意を決して近付きます。
このフォルム、間違いありません。

この日は雨だったので活動も落ち着いているようです。
2週間前にトライしたときはここからブーンと出動してきたので即退散。

下には無惨に落下してしまったハチの子たち。

巣穴は下に向いて空いていないのに、何故だろうと調べてみると、
スズメバチは秋口になると、ハチの子を外に捨てるそうです。
子供たちに対して働き蜂が少なくなり、餌不足になると強行するとのこと。

さすが肉食生物、掟が厳しいですね。

日当りの良い南向き、そして雨が当たらない場所をしっかりチョイス。
真ん中にある小さな穴から出入りします。

スズメバチ、女王蜂以外はほとんど冬を越せずに死に絶え、
生き残る女王蜂はすでにどこかへ旅立ち冬眠モードになっているはず。

つまり、完全な冬がくれば撤去もできるということですね。

それにしてもこの巣、かなりデカくてバスケットボール2個分くらい。
一体どれほどの数の蜂が暮らしていたことでしょうか。

田村家の皆さん、よく無事でございました。

スズメバチはね、かなり認識能力が高くて、
人の顔をちゃんと認識するらしい。

その家の主たちの顔はしっかり覚えて、
何もしなければ危害を加えたりしてこないんだってさ。
すごいよね、他生物との近所付き合いをわきまえてるんだ。

女王蜂の交尾時期になれば群れ全体がピリピリしてくるから、
そういうときはもちろん注意が必要だけどね。
そこは女王を中心とした軍隊組織。

姿かたち、生き方は違えども、ちゃんとした営みがある。
改めて自然ってスゴいと思う。

と余一氏は大層自慢げに語っておりました。
こういう人は一度ガツンと刺された方がいいと思います。

今日は殺伐とした記事になってしまいました。
こないだyamaanに季節外れのマーガレットが一輪咲いてましたので、
そちらで何とか相殺して頂ければと思います。