20081029

私思うんです

年をとったせいでしょうか。
最近キラキラした人工物を綺麗だなと思わなくなりました。
それを余一氏に話したところ、

そうでしょ、そうでしょ。
その美しさに下手な意図も理由もないでしょ。
そこがいいんだろうなぁ。

とても嬉しそうでした。
太古の記憶なのでしょうか。
何か暖かく柔らかくそして美しい。
そうですよね、人間も自然の一部なんですもんね。
人というものは、これから作るものよりも、
これまでずっと在ったものにむしろ癒されるのでしょうか。

…あんまり理詰めするとまた余一氏に怒られるのでやめます。

20081028

余一氏とサッカー中継テレビを観ると

先日、私がテレビでサッカー中継を観ていた時のこと。
私のやや後方で同じテレビを見ていた余一氏が一言。

随分広いとこでやってるスポーツだなぁ。
こんだけ広かったら相当広い田んぼ作れるね。
20人以上もパワフルな若者もいるし、
こりゃトラクターや田植機、稲刈機も要らないな。

せっかくいい場面なのに妙なこと言わないでください。

何故こんなムダな土地の使い方、人力の使い方をするのかな。
機械化が進んで力を余しちゃうからムダなスポーツが流行る。
たまに気晴らしでサッカーするならいいよ。
だけどこんなスタジアムまで作ってやらなくても…
大体これは何を生産してるんだろう。
こういう産業がいっぱいあるから自給率は低下しちゃうんだよ。

でもサッカー、楽しいじゃないですか。

楽しいのは農業も一緒さ。
俺が言いたいのはもっと生産的なことしようぜってこと。
観客も観客だよ、こんなのにいちいちキャーキャー言う。
俺が超格好よく田植えしても誰もキャーキャー言わない。
田植えしてる人をもっと盛り上げてくれよって感じ。

…農作業観戦って面白いかもなぁ。
「今日も南部町から田植えの試合をお届けします」
「おーっと! 余一選手、強烈な田植え!」
「負けじと修一郎選手も両手で植え始めたー!」
「どうですか〜、解説の上原子さん…」

などとかなりアホなことを言って独りで盛り上がってましたね。
おかげで私は試合に全く集中出来ず。
実際、どちらが勝ったのかも知りません。

20081025

散歩がてら感動

天気の良い日はお散歩に限ります。

先日稲を天日干ししていたタテバを歩いてみます。

作業中はろくに見ることがなかった垂直に立つ木。

まじまじと見るとかなり朽ちています。
よくあれだけの稲を支えていたものです。

朽ちてなお立ち続ける木。
立派だなぁと思います。
この木と似た人物を知っています。

余一氏の祖父、修一郎さんです。