20080818

自然農法開祖逝去

余一氏が勝手に師と仰ぐ自然農法実践家、福岡正信氏。
その氏が先日16日の午前10時15分、
老衰のため愛媛県のご自宅でお亡くなりになりました。
95歳でした。

氏は「不耕起、無農薬、無肥料、無除草」の自然農法を実践。
アジア、アフリカで普及に努めました。
インドの最高栄誉賞と、
アジアのノーベル賞といわれるマグサイサイ賞を受賞。

著書「自然農法・わら一本の革命」は余一氏も愛読。

なぜこの日本で自然農法が流行らないか。
それは日本の農業を経済的システムにしてしまったから。
地球環境、生態系を大事にするのであれば、
自然農法を推し薦めるほかないんだけど、
農業を経済視してしまうとそうはいかない。

おそらくこの福岡氏を知っている人は
我々日本人よりもむしろ海外に多い。
イギリスのクリス(20080319参照)は知ってたしね。
自然農法は日本で生まれたのに今は海外の方が盛んなんだ。

今はオリンピックをやってるね。
日本の国技が世界種目になってる。
なぜこの自然農法が世界種目にならないのか。
オイラの考えが極端かもしれないけど、
スポーツと農業、どっちが人間にとって大事か。

相手の選手に一本背負いが決まって
トマトが1個収穫できるってならいいよ。
でもそんなミラクルは起きない。
一本背負いで飯を食えるヤツはごく一部の人間。
農業はその食べる飯自体を作ってるわけで…

余一氏はまだまだ語っていましたがキリがないのでこれくらいに。
福岡氏のご冥福をお祈りいたします。