20121112

ゴボー野郎

とある日の午後。
yamaanのスパルタンエリアに座り込んでいる余一氏。

見ると何か細かい作業をしていました。

ゴボウの種を採取してるんだよね、今頃。
そんでスグにでも蒔かないと。

と余一氏。

なるほど以前に紹介したあのイガイガですね。
どうやらこの部分だけ採取して、中身をバラしてなかった模様。

余一氏は適当にバラバラにしたら、
残った殻ごとスパルタンエリアにぶん投げていきます。

これもまた立派な種蒔きだとのこと。

雰囲気が分かるように連射で撮影したものをGIFアニメで載せます。
うーん、実に適当臭い農作業です。

草むらの上に花ガラごと放られた種。

こちらは採取された種。
長方形の黒いのがそうです。

中にはこんなものも。
種に寄生していた何かの虫の幼虫です。

このように種をヨコから貫通するように成長していました。

あとで調べたところ、これはその名も「ゴボウ虫」。
ゴボウトガリキバガという小さな蛾の幼虫とのこと。

普段は気にも留めないような小さな蛾です。

花のうち、3つに1つはコイツが入ってるね。
ワカサギ釣りする人はコイツをエサにしたりもするらしい。
いろんな使い方があるもんだ。

俺ら人間も地球に寄生してるようなもんだし、
ゴボウの種にもそりゃ虫が寄生するわねぇ。

と余一氏は特に気持ち悪がることも無く、ひたすら種を採取しては、
花ガラを周囲にポイポイ投げていきました。

そして種を集めたトレイに水を溜め始めました。

こうやって一晩おくと、種が水をいっぱい吸うでしょ。
それから種蒔きすると発芽しやすいんだよね。

なるほど。

翌日はその種を畑に蒔いていきます。
天気はあいにくの雨。

そんなことなら前日、
種に水を吸わせなくても雨水を吸ってくれたんではないでしょうか。
…と突っ込むのは御法度でしょう。

ゴボウは好光性種子。
光が無ければ発芽しません。

というわけで覆土はせずにこのまんま。

お粗末さまでした。