20091002

ヨイチライスの今

稲刈り準備が進んでいますが、
余一氏の米の方はどうなっているのでしょうか。

ヨイチ農園に雑草と一緒に植えられている米です。
穂をつけたところまではよかったのですが、
どうやら虫に食べられているようです。

こちらも虫の被害にあったのか、病気なのか、
色が変色してしまっています。
そしてあの男は語る…

辛いけど見守るしかないね…
ここで農薬まいたりなんかしたら収量は増えるけど、
この稲のためにはならない。
理想型は益虫を存在させることなんだけどね。
この稲穂に集まってくる虫を補食する益虫、
まぁ代表的なのはクモかな。
クモってヤツは米には興味がなくて、
そこに集まる虫を食べるんだ。

残念ながらこのエリアにはそのクモがいないんだろうな…
田んぼにたくさんのクモの巣が張られていることがある。
朝露でキラキラ光ってる時はとても綺麗だよ。
でもね、大抵はそのあとにまかれる農薬で死滅する。
害虫も益虫も両成敗ってことかな。
もちろん米の収量は確保されるよね。

俺の理想型は、
田んぼに害虫も益虫もみんないてね、
そいつらが稲を取り巻く食物連鎖ショーを展開して、
もちろんそれで米が100%守られるわけないんだけど、
つまり収量は減るんだけどまぁイイっかぁって思えること。

米は人間だけの特許じゃないんだから、
少しくらい虫や鳥にあげてもイイっかぁって思えること。

たしかに専業で農業をする人にとっては、
そんなの効率悪くて話になんないよね。

でも俺みたいにさ、農業を商売にしてないヤツって
それを追求できるんじゃないかなって思う。
とりあえず飽きるまでやってみるよ。

途中、割愛させて頂きましたが、長々と語っていました。

「とりあえず飽きるまで」

というフレーズがいかにも彼らしいですが、
そこは根性入れてやって欲しいです。